水戸の企業がグッドデザイン賞を受賞!
それも、「農業生産法人」!!
先週こんなニュースが飛び込んできた。
ということで、
今日はラジオのゲストでその社長におこしいただいた。
有限会社 水戸菜園の後藤典夫さん。
脱サラで土地を借りて農業を始めたお方。僕自身も
いろいろな機会でご一緒させていただいているお方。
何で農業をはじめられたのですかという質問に
「食いしん坊だったから」
でも、農業って一子相伝的で土地を持っていないと始まらない
ノウハウも得られない、何からはじめればいいんですかと聞くと
「種をまくことです」
と飄々と応えられる。うーん、なんとも示唆に飛んだお言葉だ。
農業はいま、物を作れば作るほど経費がかさみ、値が崩れ…という
悪循環にある。その結果、後継者不足の状態に陥っている。
その一方で、若年層の中には昨今のLOHASブームもあり
農業に従事したいが、そのきっかけがつかめないというニーズもある。
要するに、マッチングと伝承システムの課題だ。
後藤さんのような新規就農の成功事例を地域として積み重ねていくことが
地域農業の後継者問題への切り札だ。
後藤さんの農業のキーワードはきちんと食べられる農業。
農業従事者が当然自立して生活のできる生産スタイルを目指している。
その農業とは何かといえば「輸入野菜」への挑戦。
「わざわざ輸入をするぐらい、消費者がほしがっているということです。
マーケティング分析ですよ!」と。
そんな後藤さんはパプリカ、ベビーリーフといった最近日本に入ってきた
野菜に力を入れている。
今回のグッドデザイン賞はこれ。
http://www.pattruss.com/←動画で観るパットラス。感動します。
http://www.g-mark.org/library/2007/award-tyusyou.html←グッドデザインのホームページ
http://www.g-mark.org/library/2007/jury/c01.html←審査員永井一史氏のコメント
パットラス。三角錐のなかに新鮮なベビーリーフがパックされている。
パッケージの真ん中から簡単にぱっくり開いて、外にこぼれない。
袋詰めと違い、空気のなかにやさしくリーフが包まれているといった
印象で、葉っぱの細胞が生き生きしているように感じる。
なんというか、野菜の生命力を感じるのだ。
そして、デザイン性、おしゃれ感覚。
東京あたりの高級デパートでも人気商品となっている。
特許もとってゆくゆくは世界進出も・・・考えているとのこと。
攻めの農業、ここにありだ。
茨城、水戸にとって農業は基幹産業だ。
農業の豊かさが、地域にじわりじわりと影響を与えてきたのが
私たちのふるさとの経済の成り立ちであったといってもいい。
農村地域の大きな農家の大きな長屋門がそのことを物語っている。
農業が茨城・水戸の経済のエンジンであるといえると思う。
そういった意味で農業をもう一度新しい産業に育てる必要がある。
「若年層の雇用の受け皿になりますかね?」という質問に
「間違いなく、農業はその受け皿になりえます。まずは種をまくことです。」
と応える後藤さんの力強さに敬服した今日のラジオでした。